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更年期にも葉酸は重要!

2026年5月5日

◎そもそも葉酸とは?

葉酸はビタミンB群の一種で、植物の葉っぱに多く含まれている水溶性のビタミンです。

「妊娠を計画している女性では葉酸を摂取した方がいい」というお話は耳にしたことがあるかと思います。

妊婦さんにとって葉酸がどうして大切であるかというと、葉酸はDNAを合成したり、体に必要なアミノ酸を合成したりするのに必要な栄養素だからです。特に神経管形成において葉酸が重要だと言われています。妊娠初期に胎児の神経管が作られ、神経管は将来、脳や脊髄になります。妊娠の最初の時期に葉酸が不足していると神経管がうまく形成されず、胎児の神経系に障害が出てしまいます。

葉酸を摂取する必要があるのは、妊婦さんだけではありません。更年期の女性においても葉酸は大切なはたらきをしています。

葉酸は体の中で作り出すことができないので、食事やサプリメントから摂取する必要があります。枝豆、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、卵や納豆などに多く含まれています。水に溶けやすく熱に弱いので、サラダか蒸し料理、炒め物にして食べるのが望ましいです。

◎更年期女性も葉酸を取った方がいいワケ

近年、葉酸やビタミンB6を摂取することによりホットフラッシュやうつ症状を軽減させる可能性があることがわかってきました。動脈硬化の進行を防ぐことができるとも言われており、心筋梗塞のリスクが低下したという研究もあります。

葉酸やビタミンB群は必須アミノ酸であるメチオニンを代謝するのに必要な栄養素です。葉酸、ビタミンB群が不足すると、メチオニンの代謝がうまくいかずホモシステインが体内に蓄積してしまいます。ホモシステインは体にとって有害な物質です。うつ病、動脈硬化、骨粗鬆(しょう)症との関連があると言われています。

日本で行われた研究では、葉酸やビタミンB群の摂取を増やすことによってホットフラッシュの重症度が軽減したと言われています。うつ症状を軽減させたり、認知機能低下を防いだりすることもわかってきています。つまりは、更年期におけるメンタルヘルス向上に重要な役割を果たしています。

葉酸は妊娠中の女性だけでなく更年期を迎えている女性においても摂取して頂きたい栄養素であるといえます。

◎まとめ

葉酸やビタミンB群を摂取することによって、ホットフラッシュ、うつ病、血管疾患、骨粗鬆症のリスクを下げることができるかもしれないと言われています。

葉酸は妊娠中の女性だけでなく更年期の女性においても大切な栄養素であるといえます。葉酸は様々な食材に含まれているので、気軽においしく摂ることができます。不足している分はサプリメントで補うことも可能です。

日々の生活に葉酸を取り入れて更年期を健やかに過ごしましょう。

・参考文献

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

葉酸とサプリメント‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2020年版),「日本人の食事摂取基準」

産科と婦人科 2023年・9号(19)  ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント 3.ビタミンB6