更年期は何歳まで?
2026年5月5日
◎更年期とは?
「更年期とは閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間である」
と日本産婦人科学会では定義しています。
女性の人生において、10年間というと割と長い期間ですよね。
更年期にはホットフラッシュ、倦怠感、肩こり、不眠など様々な症状が現れます。
この辛い症状はいつまで続くのだろうか・・・と暗いトンネルの中にいるような気持ちを持っている方もいらっしゃるかと思います。
更年期は、40歳代以降において卵巣機能が徐々に低下し、血中エストロゲン濃度が下がっていくことにより起こります。
エストロゲンの変動により起こる症状なので、エストロゲンが完全に低下してしまい、変動が小さくなれば更年期による不快な症状は治まります。
更年期がいつ起こるのかを理解し、このような症状を和らげ快適に過ごすことができれば、毎日の生活をより豊かなものにできると考えています。
◎閉経とは?
そもそも閉経とはどのような状態を指すのでしょうか?
最後の生理(月経)から12カ月以上、まとまった出血がなければ閉経であるということができます。
日本人女性における平均閉経年齢は49.5歳です。前後5年間、つまり45歳〜50歳の間であれば、閉経するのは正常な状態です。
閉経前の1-2年間では、ほとんどの女性において生理不順になります。
「数か月間生理がないと思っていたら、また急に出血してきた。」
「この出血は生理なのか、不正出血なのかわからない。」
「いつ閉経するのだろう。」
というお悩みをお持ちの女性はたくさんいらっしゃいます。
そのような時には血液検査によって女性ホルモンの値を測定することで閉経しているかどうかを判定することができます。
また、婦人科を受診して頂き、経腟超音波検査を受け子宮や卵巣の状態を確認することによっても、次に生理が来そうかどうかの判断をすることができます。
超音波検査や血液検査は痛みを伴うものではないので、気になる時には受けてみることをおすすめします。
◎まとめ
更年期は閉経前後の10年間を指しますので、閉経したあと5年後くらいが更年期が終わる時期です。
ただ、閉経するまでの生理の状態や更年期障害の症状は人それぞれ個人差がとても大きいです。
この辛い症状はいつ終わるのだろうか?とお悩みの場合には、血液検査や超音波検査などで終了時期を推定することが可能です。
更年期がいつであるのかを知ることによって、早めに対策を立てることができます。
多くの女性が更年期をより快適に過ごせることを祈っています。
・参考文献
女性医学ガイドブック 更年期医療変 2019年度版